今や最もチケットが取りにくい落語家と目される立川談春さんが、元々は落語家を目指していたわけではないというのはあまり知られていないのではないでしょうか？
実は立川談春さんは、落語家や俳優ではなく、元々競艇選手にあこがれて、競艇選手になることを夢見ていたことがあります。
実際に競艇選手になることはかないませんでしたが、目指していただけあって競艇に関する知識は人一倍多く、予想も的確に行っていたと聞きます。
そこでこの記事では、落語家として活躍している立川談春さんが、なぜ競艇選手を目指していたのか、立川談春さんと競艇のつながりについてご紹介していきます。

立川談春さんについて

立川談春さんは、落語立川流に属する落語家です。
テレビドラマ「ルーズヴェルト・ゲーム」では主人公のライバル役を演じて好評を博し、2015年放送の「下町ロケット」でも演技力を絶賛された、落語家以外の分野でも活躍している方です。

（プロフィール）※公式ホームページより
本名：佐々木　信行
生年月日：1966年6月27日 東京都出身
履歴：
1984年3月 立川談志に入門 前座名:談春
1988年3月3日 二つ目昇進
1997年9月20日 真打ちに昇進

立川談春さんと言うと、独演会などのチケットが即日完売してまうことから「最もチケットが取れない落語家」としても知られているかもしれません。
立川談春さんが落語家の道をスタートさせたのは、17歳の時に後の師匠となる立川談志さんと出会ったことからです。
入門のきっかけは、落語自体に魅力を感じたからではなく、立川談志さんに魅力を感じたことで、高校を中退してまで弟子入りしたそうです。
その当時、立川談志さんを生涯の師匠として選んだのは、相当の度胸だとも言われていました。

立川談春さんは弟子に対して厳しい

立川談春さん率いる談春一門は、立川流の中でも特に厳しいとの声があります。
元弟子である春太郎さんがそのような本音を語っていました。
まず初めに、立川談春さんと面接した段階からとても厳しく、喫茶店で上座に座ってしまったことで叱責を受けたそうです。
入門後は、目に余る行動をとった他の弟子のせいで、談春一門の弟子全員が連帯責任で謹慎処分となる出来事が、2回もありました。
あわせて談春一門には、厳しい試験と、2つの厳格なルールがあります。
1つ目のルールは、落語立川流は前座の次の段階である二つ目に上がるため、落語50席と歌舞音曲をマスターする必要があります。
そして、5年以内には二つ目に上がらなければいけません。
昇進試験は1度しかないので、非常に厳しいルールと言えます。
弟子だった春太郎さんは、2年半ほどで立川談春さんから離れてしまいますが、去る時には優しい言葉をかけてもらい、立川談春さんの優しさも感じられたそうです。

立川談春さんは既婚者

立川談春さんが既婚者であるかどうかは、公式に発表されていません。
ただ、色々調べてみると、交流のある落語家の柳谷一琴さんのブログ内で、立川談春さんは奥さんが大好きだと書かれていたり、インタビューでは「俺とカミさんの二人暮らし」と語っていたこともあるため、結婚しているものと思われます。
子供については定かではありませんが、立川談春さんの私的な情報は少なく、競艇が好きということくらいしかわかっていないので、今後出てくる情報が楽しみですね。

競艇選手を夢見た立川談春さん

今や、落語家だけでなく俳優としても活躍している立川談春さんですが、元々は落語家や俳優を目指していたわけではありません。
本当の夢は「競艇選手」になることでした。
立川談春さんは、小学生の頃、親から「水の公園」と言って連れていかれた戸田競艇場で見た加藤峻二選手にほれ込んだのです。
そして、そんな立川談春さんは、加藤峻二選手のように自分も「競艇選手」になりたくて競艇学校を目指したのですが、立川談春さんの身長は当時172cmで、競艇学校の入学条件である170cmを超えてしまっていたため、やむなく夢をあきらめました。
しかし、競艇選手になる夢は断たれたとはいえ、競艇好きに変わりはなく、「競艇ナビゲーター」として競艇のライブに出演したり、競艇雑誌や新聞のコラムでの執筆活動のほか、競艇場のイベントにも出演されています。
また、競艇ファンなら誰でも知っている「競艇マクール」では、競艇選手や関係者にインタビューしながら交流する「立川談春師匠の俺と一緒に飲みに行こうぜ！」を連載しているほどでした。
2015年5月には、競艇選手を目指すきっかけとなった加藤峻二選手の引退記者会見にゲストとして登場する一幕もあり、花束贈呈を行っています。

中学生の時に競艇場へ通っていた

立川談春さんは、親に「水の公園」と言って連れて行かれた競艇場に行って以来、競艇の魅力にはまってしまったそうです。
その後、中学生になった頃にも、加藤峻二選手を見たいがために競艇場に足を運んでいたそうです。
その時はもちろん未成年と言うこともあり、サングラスとヒゲで変装して年齢をごまかしながら、競艇場に行っていたようです。
今であれば、サングラスに手書きのヒゲを書いた少年がいれば、一発で警備につかまって追い出されてしまうでしょうね。
そこまでしてまで加藤峻二選手を見るために競艇場に通っていたというのは、かなりの競艇好きだったと考えられます。

競艇予想の的確さがすごい！

立川談春さんについて調べてみると、かつてはCS放送などの競艇番組にも数多く出演しており、競艇予想を披露していたそうです。
その的中率はかなりのもので、レース展開も的確に言い当てていたようです。
この的中率と正確性から、落語家としてではなく、競艇の予想家としての立川談春のファンも多くいました。

競艇予想ブログも開設

立川談春さんは、競艇の予想家としての顔も持っていましたが、過去には落語家としてのオフィシャルサイトとは別に「競艇予想ブログ」も開設していたそうです。
落語家にも関わらず、趣味である「競艇予想」のブログを書いていたというのは、かなり驚きです。
最近は、競艇好きの芸能人が自身のブログやTwitter内に予想を書き込んでいるk十もありますが、昔はなかなか自分が競艇ファンであると公表し、さらに予想を披露するという芸能人は少なかったように思います。
そのブログですが、残念ながら現在は閉鎖されており、内容を見ることはできません。
競艇予想ブログを開設していた当時は、CSの番組内での予想と同様、かなり正確性の高い予想を公開していたようなので、見られないからこそ気になってしまいますね。

CS放送のバラエティ番組にも出演歴あり

立川談春さんと競艇とのつながりを調べていると、過去にCSのMOND21というチャンネルで放送されていた「競艇の時間ですヨ！」というバラエティ番組に出演していた経歴がありました。
MOND21は、麻雀をはじめとしてパチンコ、パチスロ、競馬、競艇のようなギャンブルのほか、サブカル、グラビアアイドルのイメージビデオ、Vシネマといった、男性向けの様々な番組を放送しているチャンネルです。
この「競艇の時間ですヨ！」という番組の内容を知ることはかないませんでしたが、「競艇の時間ですヨ！」という番組名から見ても、もちろん「競艇」に関するトークや予想をする番組だったと思われます。
最近の立川談春さんは、ほとんど競艇関連の番組への出演が無くなってしまっていますが、過去にはテレビやブログ、雑誌などの様々な媒体で、競艇に関するトークや予想、コラムなどを展開していたことから、競艇に関する知識はとても高かったのでしょうね。

競艇場でイベントを開催！

とても競艇好きとして知られる立川談春さんですが、現在もたまに競艇場で開催されるイベントに参加しています。
競艇好きなだけあって、競艇に関する知識は豊富で、予想もとてもためになる内容のものがあります。
前述のとおり、立川談春さんは「もっともチケットが取れない落語家」としても知られるため、立川談春さんを生で見ることも本来は難しいのです。
でももし、競艇場のイベントに参加していることがあれば、入場料を100円程度払うだけで立川談春さんのトークショーを見ることができるということなので、通常のチケットは取れないけどトークを聞きたい、という方は、立川談春さんが参加している競艇場のイベントを見つけてみるのもいいでしょう。
トークショーは頻繁に行われているわけではないので、全国の競艇場のイベントを調べる必要がありますが、最近行われていた立川談春さんのトークショーがどんなものだったのか、以下にご紹介します。

ボートレース福岡にて（トークショー）

開催日：2019年05月21日(火)
会場：ボートレース福岡 イベントホール
(福岡県福岡市中央区那の津1-7-5 )
出演：立川談春
プログラム：トークショー
時間：開演 12:40頃〜、開演 14:15頃〜
料金：100円( 入場料 )
※落語de九州　HPより

ボートレース若松にて（トークショー）

開催日：2020年01月11日(土)
会場：ボートレース若松　イベントステージ
（福岡県北九州市若松区赤岩町13-1）
出演：立川談春
プログラム：トークショー
時間：開演 13:02頃〜、開演 14:41頃〜
料金：100円( 入場料 )

まとめ

以上が立川談春さんの人となりや競艇とのつながりについてのご紹介でした。
立川談春さんと言うと、落語家や俳優として有名だったため、元々競艇選手を目指していたというのは驚きでした。
また、競艇選手をあきらめた後でも競艇に対する愛情は変わらず、競艇場の様々なイベントにも出演を続けられています。
今となっては、競艇関連のメディアに出演することは少なくなっていますが、過去にはテレビや雑誌、ブログなどの媒体で、競艇に関するトークや予想展開を行っていました。
その当時、立川談春さんの予想はかなり的確で、レース展開までも当てるというくらいだったので、もう一度立川談春さんの予想を聞けるのであれば、予想の参考にしてみたいものです。
さらに、立川談春さんは「もっともチケットが取れない落語家」として有名なため、通常の舞台を見ることはなかなかできないですが、競艇場のイベントとしてトークショーが行われていれば、入場料の100円程度で立川談春さんの話を聞くことができるため、とてもお得かもしれませんね。